【REIT投資の基本シリーズ】名古屋のオフィス市況

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前回の大阪エリアのオフィス市況について続き、日本三大都市の最後、名古屋のオフィス市況を確認したい。

丁度三鬼商事から17年3月時点までの最新のデータが出たので、それを見ながら名古屋オフィスマーケットの市況について見てみよう。

名古屋の空室率は「今改善途中」!

名古屋の場合、主要なオフィス街は「名古屋駅前(名駅前)」「丸の内」「伏見」「栄」エリアである。

ちなみにグラフ内の「名古屋ビジネス地区」は全名古屋ビジネスエリアの平均値を指す。

空室率は名駅(名古屋駅)地区がほぼ5%と最も良好である。名駅に近い丸の内地区も改善傾向が非常に強いほか、栄、伏見地区も改善が続く。近年の名古屋のオフィス供給は名古屋駅付近に集中しており、かつてビジネス街として賑わっていた栄や伏見地区から、名駅地区への移転が進んでおり、イメージとしては「名駅から遠ざかるにつれて、空室率が高まっている」印象だ。

なお、17年2月に名駅地区で大きく空室率が跳ね上がっているが、これは新たに大型オフィスビルが空室(14.96%)を残して2月に竣工した為である。一過性の要因であり、足元の名古屋市況を考えると、空室部分が埋まるのも時間の問題で、15%程度の空室は特段ネガティブではない。

出所:三鬼商事

名古屋の賃料は「緩やかに上昇」!

賃料単価にはその傾向がより現れている。

名駅地区は近年賃料単価は強い上昇傾向にある。一方、賃料単価は栄地区、伏見地区、丸の内地区と順々に下がっていく。栄地区は商業集積地であることもあり、賃料単価では他の2地区よりも高めだが、近く伏見地区に逆転されそうである。つまり、ビジネス街は名古屋駅に近い方が先行されている。

出所:三鬼商事

結果からすると、1)空室率は全エリアで5%を上回っているが、改善傾向が続いている模様、2)賃料単価は「名駅地区」で絶対水準が高い上に賃料上昇が鮮明。但し栄エリアの賃料単価は緩やかに下がっており、名古屋駅に近いエリアに需要があると考えられる。

また大阪と同様で東京とは違い、今後のオフィスビル供給量が少ないという点が注目点で、こうした傾向は継続すると強く考える。

よって、名古屋にオフィスビルを持つREITは今後収益が増加すること可能性を持つ。

名古屋のオフィス比率が高いのはMCUBS MidCity、平和不動産リート、ユナイテッドアーバン、ケネディクスオフィス、いちごオフィスなどが主な銘柄である。